今年のウニ漁は5月10日からでしたが、初日は17日でした。時化が続いたり雨や風の為順調には行きません。
種類は、ウニとノナで放送によって漁の種類が異なります。やはり、ウニは高価で初日ともなればご祝儀相場が期待されます。写真はノナで、ウニよりは値段が下がります。資源保存のため規格外の小さなものは海に帰します。
5時30分から1時間半から2時間の漁の始まりです。
待ちわびた船が、漁から帰ってきました。その後の出荷までが時間との戦争です。殻を割って、ウニを出し内臓をきれいに取り除く作業が、実は大変なのです。手慣れていないと、身を崩したり血合いが残っていたりと、とにかく黙々と作業を続けます。この手間を考えると、ウニが高くても許せると思ってしまします。次の放送が入るまでに仕上げ、組合まで運びます。
おかみさんたちは、我が家と他家との漁獲量を比べながら、本日の出荷額の決定を待ちます。
ここは、漁師やおかみさんたちの社交場であり、一日の仕事を終えたホッとできる場でもあります。